凪の青い風

凪子の自転車日記

2022BRM1015 千葉200 検見川 〜目指せ銚子の海鮮丼〜

2022年ブルベの締めくくりとして、AJ千葉の稲毛海浜公園発着の200㎞、検見川200を走ってきました。
獲得標高1,000m程の平坦基調のブルベ。エントリーリストによると参加者100名の一大イベント!


同日開催の検見川300は4年前に走ったことがあるものの、200は初めて。
今回は同伴者が居なかったので、1人でさっくり楽しんできました。


稲毛海浜公園第一駐車場を使うつもりでいくも、なんと当日トライアスロン大会で使用禁止となっていた。
そこから探すコインパーキング。
最初に当たった2件が満車でヒヤッとしましたが、なんとか停められるところを見つけられ、7時30分のブリーフィングにも間に合いました。
受付が少し遅くなったためウェーブ2で8時15分スタートとなりました。


スタート前に余裕があり、8時ちょうどスタートの300に出走のお友達の見送りや、200のW1大集団を見送りをゆっくり満喫。


スタート直前まで雨が降っていたので、前後輪に泥除けを付けて出走。
レインウェアー(上)はスタート前に脱いで夏仕様で走って丁度良い気候、また雨は印旛沼の双子公園近くでパラっときましたが、気にならない程度。どんどんお天気回復していく日中でした。


千葉市の市街地を抜けると急にこんな感じの道に入ります。
道路いっぱいに広がる水溜まりや泥溜まりがあって、ひぇ~っとバイクコントロールに集中。
グロスは稼げないくねくね細い道(笑)


佐倉付近でみたコスモス。


印旛沼サイクリングロードを走り、久住駅前を通過し、クネクネと走って(笑)、PC1、AJ千葉おなじみのセブンイレブン下総成井店に到着。
印旛沼CR通行止めから県道へ抜ける迂回路の坂、ヒドイ!!!


カロリーメイトを2本携帯していたのでPC1ではミネラル麦茶1本買ってボトルに移してすぐ出発。
出発直後にカロリーメイトを走りながら補給。


畑の中を疾走する感。
路面は完全ドライ。


銚子市に入ります。
一人でPC1を出るも、ここまでの間にどんどん集団になっていっちゃって、5人くらいになっていただろうか。
平坦ブルベ、100㎞走っても村人いっぱい。


銚子の海が見えるところまでくると、これまでなんとなく感じていた風を強く感じるように。向かい風だな。


銚子大橋を見渡せる河岸公園に立寄り。これでちょっと集団から離れる。
このポイントは個人的にとても思い出が深い。
これまで所有した3台のロードバイク全てで来た。


道を一本海側に入ると、めちゃめちゃ向かい風で前進するのに難儀した…ヤメテホント…


でも銚子はぐる~っと360℃方向転換する岬。 途中から追い風基調に変わってビュンビュンです(笑)


銚子の海。犬吠埼手前。


んで、犬吠埼灯台は適当に写真を撮るに留めて立寄りせず(笑)


目指すはPC2のほんの少し手前の海鮮処「島武」。
この入口入って右側は回転ずしゾーン、左側は定食オーダーゾーンと別れており、入店時にどっちにするか聞かれて、定食ゾーンへ。
自転車はこの写真の反対側、柵に地球ロックしました。


そして頼んだのは海鮮丼。


どーーーーん!
あら汁もたっぷり頂き、大変満足。2300円の大奮発。
オーダーから提供もとても早く、トイレに行っている間に運ばれてきていました。


食べているとそこに現れたAJ千葉の中の人!
そしてさらに二人のカップルブルベ参加者!!
私がお店を出るころには自転車1台から4台に増えていました(*´ω`)


ランチを出るとすぐのPC2、セブンイレブン銚子犬吠埼店ではスタッフさんに到着チェックをしてもらい、麦茶買ってレシート取ってボトルに詰めかえて出発。


出発後すぐにドーバーラインへと登り、アップダウンを繰り返して巡り合った素敵景色。登りの途中で停まります。
ススキも一緒に写って秋味!


ドーバーラインを抜けてからは、自分的初めての進路、広域農道へのゲートをくぐります。


そこから先は私が勝手に銚子の風物詩と思っている、風力発電の風車が沢山立っている畑地域。
こんなに沢山、風車あったのね。知らなかった。


しばらく進んでも、右にも左にも風車地帯。まぁまぁアップダウンあるけど、たのしい。


旭市を抜けるころに、後ろの二人に追いつかれていたため、3人パックの状態でPC3へ。
しっかり食べた海鮮丼がお腹に残っていた為、PC3ではボトルへの麦茶補給とカロリーメイト2本入りを購入して反射ベスト前ポケットへしまってすぐにリスタート。


この先、このブルベの案内にあった「帰りの西日に気を付けて!」を痛感する…進路を西にとって正面に太陽。まぶしいw


その後、この坂下ったらきっとすぐ登るんだろ!?って予想が出来るちょっと長めの坂を下ってほらやっぱりと登って…を何度も繰り返し。


日が暮れてきて残り20㎞程、というところまでくると、交通量が増えて信号が増えて走りにくくなってしまいました。
私含めた4人くらいで付いたり離れたり。


全員で道を間違えたり、間違えて行ってしまった人を止められなかったりした市街地でしたが、無事ゴール。


平坦200㎞なので初めてブルベ参加者さんも多くいらっしゃったようですが、初めてブルベにするにはキューが多く、分かりにくい場所もあったんじゃないかなぁという印象。
2度は立ち止まってルート確認したし、2度はオフコースしてUターンしたし、なブルベでした。
銚子で漁港に出るところと、西千葉駅ロータリー一つ手前の道左折、な!


あと、やけに畜産臭のするコースでした(笑)!

2022BRM1008 群馬200 よしおか ダムめぐり

AJ群馬主催の200㎞ブルベ、よしおかダムめぐりに参加してきました。


ルートはこんな感じ。反時計回り。


標高断面図(RWGPSより)


AJ群馬のブルベに参加するのは今回が初めて。
スタート地点は家から100㎞以上離れてるし、スタート時間は6時と早朝だしで、スタート地点に立つのがなかなかハードルが高かったのです。
でも今回のダムめぐり、尾瀬の方を通る走ってみたいと思わせるルートだったので参加を決意。


公式の提供してくれている参考GPSデータ、Ride with GPSでは4,000mUPもあるこのコース、関東平野の真ん中で生活する平坦民の私に走り切れるのか!?
途中で無理ーーってなっても離脱も簡単にはいかなそうな山の中を走るのでかなり迷いましたが、前半80㎞登りっぱなしのこのコース、まぁ無理ってなったらUターンすればだいたい下り基調で帰れるかって考えが至ったところでエントリー。


このルートの(私的)ポイントは、156㎞地点猿ヶ京のPC1に間に合うかどうか。
それ以前は全て時間制限のないフォトチェックポイント。PC1をクリアすれば残り50㎞弱は下り基調のはず。
PC1 Closeは、16:24 。


当日の深夜2時半過ぎに車で自宅を出発。
高速道路を使ってスタート地点付近のスマートIC まで移動。4時半頃に高速降りて、最寄りのコンビニでボトル用ドリンクと携帯用にカロリーメイト、朝ごはんになめこ汁を購入。
持参したおにぎりをなめこ汁にドボンと入れて胃に流し込みました。(まだまだ食欲は深夜モード)


5時頃道の駅よしおか温泉に到着。ブルベ用に指定されていた駐車場を探し当てて停めます。
準備をしていざ受付。


愛車に着けたチーバくんと群馬のグルベカードでスタート前撮影。


ブリーフィング後、車の鍵をきちんとかけたかどうか不安になり、一旦車へ戻りました。(鍵はかかってた)
そして日が出てきてちょっと暖かくなった気がしたので、裏起毛の長袖ジャージは暑すぎるか?と思い、置いていく決心を。

ドルバックに防寒用15℃程度のフルフィンガーグローブ、頭をすっぽり覆えるバラクラバを入れていくことに。
天気予報から雨は降らないだろうと、レインウェアー(上)ではなく、ウィンドブレーカーを選択。


結局出走時の装備は15℃対応の長袖インナーの上に夏用半袖ジャージ、ウィンドブレーカー、下はコールドブラックロングタイツ、指切りグローブ、首元は暖かめのネックゲイター。(そして大切なmont-bellの腹巻き。。。)


先週まで暑くて大変、だったのに、急に冷え込んできたし、このコース最高地点の標高は1,600m越えなので、装備も悩みまくり。天気予報を睨みつけながら、冬物を引っ張り出してくる一週間でした。


そんなことをやっていたのでほぼ最後尾からのスタート。
なんと、同じ千葉から参加のnoriさんがスタートを待っていてくれました! 


なのにわずか数キロで先に行ってもらうことに。。。
自分の自転車の後ろから何かを擦る音がしていて、その音の原因を探るために停止。
原因はサドルバックに着けた黄色い三角の反射材。これが後輪に触れていました。(チビあるある…)

渋川伊香保ICを通過し、弱虫ペダルの聖地「中村」交差点で榛名山のほうを眺めて(今日はそっちには行かないよ…)、軽快に国道17号を走っているとウォームアップ完了。10㎞程で暑くなってきて、汗をかく前にと歩道に逃げてウィンドブレーカーを脱ぎました。


この停止で本当に最後尾になったと思われます。
すぐ前を走っているトレインの先頭、おそらくのっちさんだろうと思ってちょっと乗らせていただいていた。
楽なスピードだったけど、ちょっと楽過ぎたので、きっとなにか事情がおありなんだろうと推測し少し会話して先に行かせて頂きました。


一人で気ままに。
7時ごろ、永井食堂付近の温度計。11℃。
動いていれば15℃長袖インナー+半袖、指切りグローブで耐えられる。


岩本駅付近、国道17号から利根川の橋を渡ってすぐにあるコンビニで休憩されているランドヌールが数名。
その中にnoriさんを見つけ、声をかけ手を振り、、先行しました。ゴメン


左手の川(片品川)にかかるなんか赤い橋。
こういう写真を撮りだした私は実はもう楽しくなってるんです。
スタート後の緊張も解け、景色を楽しんで走ってる。
この国道17号からの分岐で利根川を渡ってから一気に増す旅情感! 群馬が盛り上がってきました!


ダムの案内を見て立寄ったチェックポイント外の「平出ダム」。
テーマ「ダムめぐり」だし、寄っとこうか~と、右側だったけど寄り道。


リスタート時にちょうどnoriさんが通りがかって、一緒になりました。
共に一つ目のチェックポイント「薗原ダム」を目指します。


ダム直前(とも知らずに)見えてきた山にかかる雲の風景に感動。


そして8時ちょっと過ぎに到着、
フォトチェックポイント1、薗原ダム


Twitterにささっと投稿してnoriさんと共にリスタート。
その先に広がる風景は、とっても幻想的で。朝を迎えた山。気温差でなのか、雲が低くかかっていた。


右側に走る川に架かる赤い橋。


「この道走ってこの景色見れただけでも、群馬来た甲斐あったわ!」とnoriさんに話す、そんな高いテンション。


国道120号に合流すると、所々にあるりんご畑。直売所もあった。
赤く実ったりんご。


アップアップダウンを繰り返して約58㎞地点「道の駅尾瀬かたしな」には9時過ぎに到着。
ここはブルベ試走レポートでも紹介されていたところ。
地元の方の手作りお饅頭を2個買ってボトルの麦茶と共に頂きました。
そしてアミノバイタル補給。


道の駅内にある、尾瀬の湧水を汲めるところ。
麦茶を全部飲み切って、尾瀬の天然水をボトルにいっぱいいただきました。
尾瀬の美味しいお水と共に、この先の山に挑みます!


道の駅の足湯側でこの先に渡る橋を眺めてからリスタート。(尾瀬大橋というそうです)


尾瀬大橋を渡った直後にあるコンビニ。そこに寄るとnoriさんが離脱。私はお先に失礼と先行。


その先の川に架かる橋で降りて写真撮ったり、


バス停留所の看板撮ったりしていたら、noriさん追い付いて来ました。ヤッタネ


このバス停のすぐあと、尾瀬ぶらり館のところで鋭角に左折してからこのコースの本気どころ?坤六峠(こんろくとうげ)区間に入ります。
登ってくけど、これまでもずーっと登って来たのでまぁ麻痺ってましたね。


尾瀬戸倉温泉街を過ぎると、道の両側に木が立ち、一気に山の中っぽくなりました。
右手すぐそこには川が流れ、ずっと水のせせらぎが聞こえてくるとても気持ちの良い道。


どうやら、尾瀬国立公園の中を走っているらしい。
凄く楽しくなってきた!ってTwitter に書き込もうかと思ったら電波がない(笑)。


工事信号で停まったスノーシェードの中から後ろを振り返って撮ってみた写真。平地民にはこういうトンネルが珍しいのです。


車もほとんど来なくて静かな山の中。
たまに滝もあったっけな。


時折景色が開ける。


登るにつれ、紅葉が進んで行きます。脇を流れる川(笠科川)とススキと青空。


凄く良いね、楽しいね、来て良かったねってnoriさんと話しながら登ってました。


鳩待峠との分岐点。秋味。


尾瀬ですからね、水芭蕉の花のイラスト付き看板。


分岐から先はさらに秋味。


川を渡る橋の上から。


登るにつれ、気温が下がってきていることを体感していました。
そしてようやくピークの片品村水上町の境、こんろく峠に到着。


時刻11時過ぎ、標高1,620m程、Garmin計測で10℃くらい。寒い!
すぐにウィンドブレーカーを着込み、グローブを指切りから15℃対応位の暖かいものに代えます。


鳩待峠との分岐の後、noriさんから少し先行させてもらっていました。単身で坤六峠に到着したところ、そこにたまたま居合わせた女性参加者さんに「下りは危ないから一緒に下りましょう!」と声をかけていただき、これまたたまたま居合わせたもう一人の女性との3人でダウンヒルすることに。
noriさんごめんって少し思いながらリスタートしようとしたところ、noriさんやってきた! 少し声をかけて、先に行くw


ゆっくり目のペースで、それでも一気に下ります。寒い寒い、お腹痛い、寒い…。(あぁ、紅葉綺麗、、 あ、滝だ…)


奈良俣ダムへの入口、分かりにくいとのことで注意していたけれど、本当に行きすぎちゃいそうでした(ダウンヒル中)。
幸い先行者(というか追い抜いて行った人)がいたからすぐにわかりましたが。。。


ダムに向かうまでは上り坂。
でも寒かったからちょっとホッとした…


フォトチェックポイント2、奈良俣ダム建設碑。
ここでは参加者が結構休憩して、なにやらもぐもぐ 補給してました。
noriさんすぐに到着。流石。
私はここでトイレ(仮設)をお借りして、割とすぐに一人でリスタート。


私はちょっと焦ってたのかな。勝負どころのPC1は時間的には間に合うと思っていたけれど、実はその手前の道の駅みなかみに寄って「舞茸うどん」を食べられるなら食べたいと思っていたのです。
ギリギリのギリに挑戦するかどうか。


話、ルートに戻って、ダムから帰って来た時にようやく気付きました、「奈良俣ダム」の入口案内。ここまで登ってくる方にはよくわかる入口なんですね。


その先は下り基調ながらも登りが少しあって。
これは暑いかもしれないと、停まってウィンブレを脱いでグローブを指切りに交換しました。


矢木沢ダム入口へと鋭角右折。
そしたら下りで、下って下って、え!?登るんじゃないの!?って思ってた私、ふとGPS見るとルート外れてる!?
分岐あったかなぁ?(あった気もする…)ええぇ~…ってUターン。
こ、こんなに降ってきちゃったよ…。ルート復帰までどのくらい登るんだろ…ってちょっと悲しくなってたところにnoriさん登場。
「どうしたんですか!?」って。
そりゃすれ違う形になったら、ねぇ、驚くよねぇ。
ここで会ってからゴールまではずっと一緒に走らせて頂きました。100㎞ちょっと地点。


結局コースアウトはしていなくて、GPSロストだった模様。ヨカッタ。


矢木沢ダムまでは遠くて。おまけに最後1㎞位?めっちゃ登らされた感。斜度がエグかった…。気がする。
このブルベで一番印象に残った「登り」となった。


フォトチェックポイント3、矢木沢ダム
到着したダムは霧雨が降っていました。
体が疲労を訴えていたので、携帯していたカロリーメイトを1本頬張る。時刻は13時過ぎ。お腹も空いているはず。。。


ダムから降りたところの商店でコーラ休憩しようと打ち合わせてリスタート。
麓?の商店では数名の参加者さんが休憩に寄っていました。矢木沢ダムの行きでも帰りでも寄りたくなる自販機。ありがとう。


ここで少し話に花を咲かせて時間を使った気もするけど、楽しかったからヨシ!出会いも大切なのです。


水上に向けてダウンヒル中にある「藤原ダム」。


ブルベのチェックポイント外ですが、せっかくの「ダムめぐり」ですので寄り道(*´ω`)
というか、初めて走る道なので全てが新しくて写真ポイントの連続。
この道中で残り1本のカロリーメイトを食べたなぁ。工事信号待ちで。


そんなこんなで水上に到着するも、やっぱり時間が厳しい、けどここから猿ヶ京への7㎞400mup程する前に補給は欲しい。
ってことで、道の駅みなかみでの食事は諦め、分岐点付近にあるファミリーマートに立寄り。


ここもお仲間先客が結構いました^^
おにぎりと水分補給。あとアミノバイタルドーピング。これからラストクライム。少しでも頑張らせておくれ。


その先の登り区間、雨が降ってきちゃいました…。エエェ~~~
使える装備はウィンブレ位。
いやいや登りだし、とりあえず電子機器を守ろうと、停まってハンドル電子周りにシャワーキャップを被せてみました。壊れちゃ困る。初の試み。
ここがピーク。
相変わらず雨は続いていたけれど登りクリア。
これさえ終われば、登り終了。の、はず。


猿ヶ京へ向けてのダウンヒルは速度が速いためもあるのかより雨脚が強く、寒い。寒い。寒い。
雨降る下りってのを体験しました。足の上の方まで前輪からのハネ上げで濡れちゃって大変なのね…。(シャワーキャップは案外頑丈でずっと耐えてたすごいバタバタ言ってたけどすごい)
良いのか悪いのかウィンブレ着ずに下り切って、PC1でClose24分前のレシートゲット。
猿ヶ京に降りちゃえば雨はほとんど降っていなかった。そんなもんよね。


試走レポートでおススメされていたご当地飲むヨーグルト。ちゃんと買わせていただきました。
あとは肉まんとからあげくん。寒すぎて、暖かいものが欲しかった…。そしてお腹空いてた。


お店の外にある足湯だったのか?掘りごたつのようなベンチ&テーブルを使わせて貰ってもぐもぐ。
このブルベで出会ったお二人を加えて補給タイム。ちょ~~っと、ゆっくりさせて貰っちゃいました。


PC到着と同時にウィンブレを着ていて、グローブは冬用に代えた。濡れたから。
さて、ゴールに向けて下り基調のスタートだ!


下り基調の上に追い風基調。最後ご褒美区間としか思えない条件。
この辺りが月夜野っていうんだぁと思いながら国道17号へ。
綾戸橋で国道から逸れると、静かな里山の中を走る感じに。でも徐々に日が落ちて行ってしまい、木陰やトンネルが続くこの道はもうだいぶ暗い。


もう登りは終わりって思ったはずなのに、なんでここでこんなに登るかなぁ!?と短めの登り坂なのに「ひぃ~、登ってるぅ~~」って思いながら進む。


ふと開けた景色の先の夕焼け空。
綺麗だなぁ。もうすぐゴールしちゃうなぁ。と思いながら撮る。


遠き~~山ぁに~~~日ーは落~ちて~~~♪


帰りは利根川CRかと思っていたけれど、案外CR区間は短かった。
渋川で橋を渡ってからCRに入ると、もう真っ暗。道幅狭いし時折歩行者がいたり一時停止があるのでゆっくり進行。
暗闇に浮かび上がる赤色灯に、あれがゴールかなぁ?と。


あぁ、凪子氏!と声をかけられ迎え入れて頂きました。
無事のゴール、良かった良かった。


このブルベ、本当に景色良くて、群馬の大自然を満喫コースで楽しかった。
ダムでのフォトチェックも、「指定のモニュメントを探せ!」的に楽しかった。あぁこれだこれだって。


ゴール受付で沢山お話させて頂いてから車へ。
道の駅よしおか温泉は残念ながら休止中だったため、近くのスーパー銭湯「湯の道利休 𠮷岡店」へ。


お風呂にゆっくり入って着替え、お食事処で味噌ラーメン。と、ノンアルビール。
この日初めてのちゃんと座ってのご飯。


お疲れ様だよ、私。


24時閉館なのでそれまで休憩所を使わせて頂いて仮眠後、更に道中休みながら約130㎞の一般道を3時間程かけて帰宅しました。
家を出発してから24時間ちょっと。
長く楽しい、思い出に残るタフな1日となりました。

2022BRM911千葉200km クラシック

2021年は200㎞ブルベ開催から100周年記念!ということでAJ千葉の記念ブルベにエントリーしたのが去年。
記念ジャージがAudax Japanにより販売されて当日はみんなお揃いのジャージを着て走り、このブルベの為の特別なブルベカードに、認定完走したら特別な記念メダルを買える!
そんな期待ワクワクの記念ブルベ。実はコロナ禍で開催が1年延期になってしまってましたがようやく走ることが出来ました。

コースはこんな感じ。反時計回り。
2006年と16年前に初めてAJ千葉のBRMとして開催された200㎞のコースとのこと。
出来るだけ当時のコースを、という趣旨で、国道465号線の一部で旧道を通っているルート。


最近のお気に入り、スマホのロック画面にアプリのブルマネから出力したPC情報を貼りつけて臨みます。


スタート地点はいつもと少し違って木更津金田さざなみ公園。
風、強くて実にAJ千葉の記念ブルベっぽい。
アクアラインが見える公園です。
記念ブルベカードと愛車を記念撮影。


自転車仲間のかぁるさんも出走。
シューズお揃い(笑)


おなじみのせくたむ氏もエントリーしていたので、この3人で始終一緒に走りました。


ブリーフィング後、車検してスタート。
スタート直後は長い隊列になってしまうものですが、今回もずら~~っと…10台ぐらい?連なって。
7㎞過ぎた辺りでルート間違って曲がろうとしていた人たちがいて。(あぁ、公式提供のRide with GPSデータがキューシートと違っていたからな…)
そこから私たちにくっついてきちゃったものだから既にルートをロストしていて、離れるに離れられなかったんだろうな…

スタート地点で感じていた強風はルート的に追風基調となり、ビュンビュン区間
私たち3人で代わる代わる先頭交代して38㎞地点、富津更和のAJ千葉おなじみのPCへ。
いつもはここからマザー牧場登るんだけど、今回はもみじロードの方へ。


PC1富津更和から88㎞地点PC2のセブンイレブン白浜滝口まで。
もみじロード登って、しいたけ村登って。そして館山までビューンと下って到着。


館山はヤシの木があったりしてとても南国風景。到着した感。
写るかぁるさん、これが100周年記念ジャージ。


PC2を出るとすぐに房総南端付近の海岸線。
そこからはこれまで味方だった風との戦いが始まった。。。


野島崎灯台、何度も通りはしてきたけれど実は初めて寄り道。
ネットで見覚えだけはあったこの看板、ここだったのかぁ。


ちょっと灯台の奥の方まで行ってみます。
うん、良い海だ。


時刻は12時過ぎた辺り。
お昼ご飯は道の駅ちくら付近での海鮮丼を予定していたので、頑張って向かい風の中を北上します。

しかし頑張って到着した予定していたお店はワンオペで提供に時間が掛かってしまうとのことで、自転車ロックしてお店に入ったけれど断念。


次のランチ候補、約120㎞地点鴨川にあるカレー屋さん「ライバック」に目標を定めてリスタート。
ランチタイム15時までだし、お腹も空いてきているしで強い向かい風のなか3人で頑張りました。
しかし、暑い。
熱中症症状の頭痛も出てきたので塩分補給しながら進みます。


「道の駅和田浦WA・O!」に寄ってもらってクジラの骨さまと記念撮影。
こちらもいつも見かけるばかりで、立寄りは初めてでした。



お目当てのライバック到着は14時少し前。
こちらはスムーズに入れました。


野菜ゴロゴロカレーにトッピングをオムレツでオーダー。
サラダが出てきて、ミネストローネスープが出てきて。
塩分が身体に沁みた~~。
見よ、この夏野菜をメインとした野菜の数々を!
どーーーん!


たまに通り過ぎていくランドヌールを窓の外に眺めながらまったりとしたプチコース料理を楽しみ、お会計は丁度1000円で、とてもコスパ高いと感じました。
60分くらい居たかな。


さてしっかりゆっくり食べたからにはこの先も頑張って走って、鴨川からの房総スカイラインや三石山、筒森トンネル、養老渓谷を登らなければ! 向かい風のっ!


リスタートすぐの鴨川松島は素通り。


房総スカイラインは長くてシンドかった。てっぺんで思わず写真撮るほどにはシンドカッタ…


登った先のコンビニ、ミニストップで休憩を打診したところ、道の駅があるよ~と言われて、ほいなぁ~っと入ったのが、実は道の駅ではなくてダム事務所…。
(片倉ダム記念館ですって)
間違ったね、ゴメンナサイ。


そこにあった自販機で水分補給休憩。

リスタートして三石山クライムに入ったらすぐにあった、AJ千葉シークレットPC!!
シークレット!
参加者には内緒で設営されているスタッフさんによるチェックポイント!
素敵な景色の中に溶け込むキャンプのごとく開設されてました。
シークレット、なんかすごく久しぶりで、興奮しましたよー。
許可のもとAJ千葉看板と一緒に写る写真、撮らせて頂きました!

ここでの会話で、あぁやっぱりAJ千葉さん!だから好きなんだよぉ~って再認識して、そして三石山を登りました。
こっち側から登る三石は反対側に比べて優しいね~~

てっぺんで、もてぎ600の再訪として写真STOP。 あの時の灼熱を思い返しながら。


国道465号にでたら旧道巡りタイムの始まり。
気を抜かずに入り込む道を探しながら進むドキドキワクワクタイム。
ブリーフィングの、わからなかったらそのままバイパスを進んじゃってください!って言葉に笑ったけれど、一か所、近未来トンネルの先の左折をロストしてしまった模様…
ほんとわかりにくいな、クヤシイw


でも絶対通れと言われた旧道の「筒森トンネル」はゲットしたぜ!


養老渓谷観光センター「山の駅 養老渓谷 喜楽里」のある老川十字路を左折するとすぐにあるPC3「太田商店」。
珍しい、コンビニではないPC✨
ここでも色んな参加者さんと一緒になって、ある方から2Lのお水の残りを譲って頂いて3人でシェアしました。ほんっと、好きこういうの。


養老渓谷を登り切ったら高滝湖までは下り基調。
途中、(私は視認できなかったケド)猿に出会ったり、キョン!?だっけ?に出会ったり。(いや、動物との出会いは要らん…ケド)


鋭角ターン曲がって真っ暗な丹原林道に入ると歌いだすかぁるさん。
楽しいね。
途中で仲間が増えて、ワイワイと登って下っての楽しい夜の林道となったのは吉。一人では走りたくない条件だったわ…


この林道抜けて幽谷通りに入ると下り基調、綺麗な路面となると、快調に飛ばしたPC2までのノリとなる。
県道143号で進路を東に取ると追い風基調に。
ゴールまで気持ちよく走れました。

ゴール付近、木更津の観覧車。。
とっぷり夜になっちゃったけど、帰って来たわ~


無事、記念メダルをゲットすることが出来ました。


不思議なもので、ゴールしてバイクを降りるととてもこれまでペダル回していたとは思えないほどの脚の疲労を感じて、コンビニレシート取得もゴール受付もロボット歩き。
笑っちゃうよね~~w

100周年記念ブルベが人との出会いや繋がりを楽しめるブルベとなって、大満足、とても楽しみました!
完走出来てよかった!!!

絶景の浄土平 磐梯吾妻スカイライン~レークライン

こんにちは、凪子です。
今回は福島県福島市から磐梯吾妻スカイラインを登り、標高1600mにある浄土平の絶景を堪能、そこから土湯峠側に下ってレークラインに入り、裏磐梯エリアを通って猪苗代湖まで下る、真夏の自転車旅行に行ってきました。


ルートはこんな感じ。


福島駅からまっすぐ道なりに進めば、浄土平に到着するという分かりやすさ。
福島駅は新幹線も停まるので、アクセスしやすさ抜群。


行きたいなぁと思ってはいたものの高い山に登る遠征、お天気が重要問題でした。
お天気サイト「てんきとくらす」さんの「吾妻小富士」でAマークの週末を待ち、決行を決めたのが3日前。
一人で行こうかと思っていたけれど、ライド仲間のささしょーさんに声をかけてみたらなんとOKが出て、二人で弾丸日帰りツアーが出来る事決定。
そこから二人でそれぞれ往復の新幹線指定席を確保。ネットで取ってモバイルSuicaに紐づけ。新幹線eチケット、便利ね。
JR東日本は大型荷物席を特に設けてはいない(2022年8月現在)のだけれど、自転車は実際大きな荷物なので、置けることを祈りながら3列席の一番後ろの席を予約。2台も置けないので、別の車両で。ささしょーさんとは現地集合です。


木曜日に決めて日曜日に実行。
名付けて「突貫弾丸現地集合現地解散浄土平ツアー」。(長いっ!!!)


当日朝、上野から始発の新幹線やまびこに乗って出発です。


E5系新幹線三列席の後ろにすっぽり入る横型輪行と別持ちのホイールバック。


E5系新幹線は車両により大型荷物置き場が設置されているので、選べばスーツケース等他の大型荷物とのバッティング率が下げられるように思います。
ということで今回の席のすぐ左手が荷物スペース。


自転車が置けたらもう安心。
しっかり食べてしっかり飲んで、真夏のヒルクライムに備えます。


(というか、もう旅行気分盛り上がりまくりです)


およそ90分で福島駅に到着。
降り待ちの車窓から見えた山。なんかあの白いところが浄土平と吾妻小富士の気がする! あそこまで登るのかぁ~~


福島駅着からの支度を整えて8時ごろスタート。
青い空に期待が高まります。(しかし暑いです)


走り出すと正面に見える山。
やっぱりあの辺りが目的地浄土平に違いない。高まりまくる期待。


磐梯吾妻スカイライン」の道標。


この辺りから一気に登ります。
スカイライン入口に数件、旬の桃の直売所があって、ああ、桃食べたい!でも今立寄るにはあまりにも走り始めたばかり過ぎるよね!?との思いで通過。


この辺りからスカイラインかと思っていたら、高湯温泉辺りからがスカイラインなのね~。
その高湯温泉までが10%ウェルカムが続く激坂ゾーン。途中11%の斜度看板も見た。


木陰もあまりなく、時刻9時ごろでも、暑い!


キツイ~~ひぃ~~~~ってなりながらもなんとか高湯温泉共同浴場あったか湯に到着。


7.2㎞で576m程Up、平均勾配8%ですって。
ここで少し休憩。
建物の中を覗いてみたら飲料の自販機があったのでありがたく補給させていただきました。
ここのポカリスウェット500mlで生き返ったわぁ~。
スカイライン、登坂区間に入ってから浄土平レストハウスまで飲料補給ポイントはここだけだったから、貴重。


少し生き返って出発するも、やはり木陰が少ない区間が続きました。
斜度は少し落ち着いたかなぁ~。


おそらく、これがスカイライン開始の標識。


標高1000mくらいでは、時間と共に上昇する気温と標高による気温低下が相殺させる程度だっただのだろうか…全く涼しくならない!


そして到着、くばくろ谷の不動沢橋!
凄い絶景!
この橋がスカイラインなので、少しだけスカイラインから逸れて駐車場の方に行って景観を味わいました。
思い返せば、ここまでくれば休憩して停まっていてもそんなに暑くなかったかも。標高1200m付近。少し曇って来ていたこともあったかな。
思う存分、写真撮影タイム。
やっと、絶景ゾーンに来たか!?


…と思ったけど、そこからの九十九折、コーナーのイン側の斜度が…クソwで泣く。


天狗の庭。ここまでくればもうキツくないと聞いていた天狗の庭。


景色も開けてきていて、疲れていた気持ちがまた高揚してきた辺り。


道路に標高が書かれていました。
だいぶ高い。


左手には尾根が見えるように。


振り返ると、走ってきた道が見える。こういうの、大好きですの。


あるコーナーを曲がると、急に景色が変わった。
火山礫が広がる世界に突入。

ここからは、なかなか前に進まない(笑)
写真やら動画やらを撮影する停止ばかり。
ささしょーさんと二人で、ヤバいね、ヤバい、ヤバいしか出てこないね!って会話?をしてました。


もうどこを見ても大自然が美しい。


走ってきた道をバックに愛車撮影。
ここまでが第一幕でした。


この先のカーブを曲がって第二幕。
火山ガス発生駐停車禁止エリア。
浄土平のメイン区間でしょうか。


でもガスが噴き出ている感じはよくわからない。
かすかに硫黄の匂いがするかなぁ~~?程度。
(でも硫黄の匂いは高湯温泉でもしてたし。)


窓を閉められないけど、この絶景の直線をどーん、っと進みます。


右前方に九十九折になってこれから登っていく道が見えます。
ここもどーーんっと進みます。


でも景色を見るのも忙しい。
キョロキョロ凪子。


九十九に入ると来た道が左手に広がるように。
(あああ、停まって撮影したい…)
登ってるところを撮ったり撮られたり。そんな区間


あああ、ここまで来て良かった。
いろんなものに、ありがとう。そんな感謝の気持ちになります。


この九十九を抜けるとすぐに浄土平レストハウスに到着です。


レストハウスの奥に見える山は一切経山
中腹の煙が出ているところ、大穴火口ですって(後から調べた)。
レストハウスの向かいには吾妻小富士へと登る階段が整備されていました。


レストハウスでは「会津山塩冷やしラーメン」をペロリ。
(あ、別に燻製卵も食べたんでした(笑))


十分に休憩してからリスタート、少し走ったら最高地点1,622mに到達。
やったね。


ここから、来た道とは反対側、土湯方面に下ります。
曇っていたこともあってか、ちょっと肌寒かった為、ウィンドブレーカーを着てからダウンヒル。としましたが、すぐに暑くなって脱ぐことになりましたw


途中、何ヵ所かある景観ポイントで停まっては景色を堪能。走って来た道を振り返って、あそこから来たんだね、とかが好き。


国道115号に出てそこもずーっと下って、レークラインに入ります。
レークラインではアジサイがまだ咲いていました!!!
新大倉川橋からの景観。
進んで、秋元湖の碑を見つけましたが、秋元湖はこの生い茂る木々により湖面が見えない状態…。
そして突然、この木陰を抜けると雨ゾーン、、、という境目に突入。


少し雨が降った方が涼しくて良いかもしれない、そんな気温ではありました。雨の中、中津川渓谷を抜け、三湖パラダイスまでえっちらおっちら登りました。


ほぼ登り切ったところで左手にようやく見えた秋元湖。
三湖パラダイス付近からの裏磐梯山。
雨は上がった(*´ω`)
んがしかし、眺望を期待して登ってきた三湖パラダイスは木々が生い茂り、湖見えなかった…というw


一度雨に冷やされた路面から立ち上る湯気。湿度高いけれど路面からの照り返しガンガン寄りは良いか?
ここからは足元ビチョビチョダウンヒル
ディスクブレーキ本領発揮シーンだったのかな!?不便を感じずにスムーズにダウンヒル


小野川湖湖面が見えるところまで下ると、青空が広がっていました。
国道459、裏磐梯リゾート地に出ると、この辺りはもしかしたら雨は降らなかったのかな?ドライ路面に。


そこから猪苗代駅に下って、付近の旅館の日帰り温泉を使わせてもらってさっぱりしてから電車に乗ろうかと思っていたのだけれど、
下る道中、ちょうど寄りやすい左手に見つけてしまった「桃直売所」の看板。
思わず停車してしまいました。


食べごろの桃を山の水で冷やしておいたものを、その場で食べさせてくれるサービスに出会えました(*´ω`)


ぴろ~んと皮が剥ける(*´ω`)
甘くてみずみずしくて、最高に美味しい桃でした。
福島自転車旅に良い思い出を添えてくれた桃。


さて、美味しい桃は頂けたものの、温泉に行く時間が足りなくなってしまいましたね。
帰りの新幹線の指定席も確保してありますので。
道の駅猪苗代に寄って、そこで着替えを含めた休憩を少しして、この趣のある猪苗代駅から輪行帰宅としました。


さらば、猪苗代。


郡山駅からは新幹線。
各駅停車に近い新幹線で、無事に参列席後ろに自転車置けたし、車両は空席だらけで、自転車持ち込む身としてはとてもありがたい環境でした。


気づけばかなりの空腹。
浄土平レストハウスで冷やしラーメン1杯(と燻製卵)、それと桃しか食べてないので、まぁそりゃ。
福島自転車旅の締めくくりとして、郡山駅の駅弁を新幹線で食べながらのんびり帰宅しました。


楽しい旅をありがとう。
自転車って、凄いね!!!

BRM625 千葉600もてぎ(時計回り)DNF

AJ千葉さま開催のクラッシックブルベ、もてぎ600時計回りに参加してきました。
梅雨の真っただ中のこの日程、雨装備の心配ばかりしていましたが予報はどんどん降水確率が下がり、気温はぐんぐん上がる晴れ予報に。更に南風強風が吹き荒れる予報。
日中は最高気温34℃とか。
過酷な気温、そして強い南風に見舞われたもてぎ600、約470㎞地点の鴨川でDNFすることとなりました。


本当はここから房総半島の下まで走って、内陸部を通って袖ケ浦に戻るルート。
頑張ったらまだ先に行けるかもしれない。でももう疲れ果ててる。そんな苦悩の末DNFを決断したのは実は初めて。
とてもとても葛藤があったけれど、これもまた後に繋げていく大切な経験としたいと思います。


そんな私の旅の記録です。



朝3時に家を車で出発して4時40分頃袖ヶ浦海浜公園に着。
自転車の準備をしていると、お知り合いが続々と登場してご挨拶ワイワイタイム。
手賀沼からわざわざ、しかもこんな早朝に応援に駆けつけてくれた仲間もいて。スゴイ。
スタート地点はすでに強風を感じ、自転車のある風景を撮影しようと思ってもしっかりとしたところに立てかけないと転倒が怖い感じ。
空は雲一つなく、日中の気温上昇を予感させる。


一緒に旅した「まめてる」。


格好よく撮って頂いた写真。
反射ベストの流れ具合が風の強さを物語ってるかな?

タイヤはクリンチャー、GP4000、28c。 太っといぞおお!
前回のチューブレスパンクの苦い経験からチューブドに戻ったっすw


約360㎞地点、成田市の外れに宿を取っており、あらかじめ着替え等の荷物を送った。一日目はそこを目指して頑張る。


6時スタートのウェーブ1にて出走。
いの一番に車検して頂いて、出発!


今回参加者はエントリーリスト上77名。同時開催のもてぎ300時計回りに参加の方々も序盤は同じルートなので、約40㎞地点のPC1までは常に参加者(=村人)が見える状態。
袖ヶ浦フォレストレースウェイを通過して林道区間に入った時にみえる風景。約20㎞地点。
村人いっぱいで、ソロ参加な私でも仲間がいっぱいいる感じで嬉しいシーン。

40.6㎞地点 PC1 セブンイレブン市原原田 時刻7:32着 貯金1:31。
ちょいちょいトレインに載せてもらって、想定よりも早く到着。
トレイン乗せて頂きありがとうございますって自転車置きながらお礼言ったら、笑いながらだけれど「先頭牽いてくれてもいいんですよ」って。そうですよねぇ…って返したし、まぁ思ってた。
ゴメンネヨワクッテ。



ボトルは950ml入る大きいものを今回用に準備したので、水2L購入して補充。残ったものを少し腕にかける、まだ8時前なのになかなかに暑い朝。
そしてソルティライチ500mlをその場でごくごく補給してすぐに出発。


PC1リスタートからはうぐいすラインの登りの多いアップダウン区間
流石に村人もばらけてソロライド風に。


佐倉に入って都会に入ったなって思ってたら、対向車線のロードバイク乗りさんが「もてぎ600、頑張ってください!!!」って声をかけてくれて!?!?
ふぉっ!?ってびっくりしたけど、後に去年のスケキヨ600で一部ご一緒した方と判明。なるほど詳しい訳だ。
声援、嬉しいもんですの^^


100.3㎞地点 PC2 セブンイレブン印西瀬戸 時刻10:33着 貯金2:07。
手賀沼の自転車仲間や、一昨年の那須600DNFでお世話になったブルベ仲間が応援に駆けつけてきてくれていた!
更に昨年スケキヨで知り合った方がスタッフとして滞在して下さっていて、もうPCがお祭り状態。
600って、凄いお祭りなんだなって思ったところ。
私もブルベ関連のお知り合い増えていってて、嬉しいことだなって思ったところ^^。
ほんとに嬉しい。凄く力を貰った。


時刻は10時半を過ぎたところ。もう暑くて。この先まだまだ暑くなる予感。
買い物は、野菜ジュースと水2Lと、氷200g。
ここで初めて氷を購入し、持参した膝下ストッキング二本に詰める。一本を首に巻き、一本を反射ベストに予め縫い付けておいたタグに括り付けて背中を冷やすことに。
初めて氷背負って走る。
暑さには滅法弱く、すぐに熱中症になってしまうんですわ。


そんな私は今回、「ヒマラヤ岩塩タブレット」なるものを用意していたんだな!


色んな塩分タブレットが出ているけど、これは岩塩(とグリセリン脂肪酸エステル)のみで出来ているもの。甘みやフレーバーが一切ついておらず、本当に塩分。水1Lにつき2錠目安に摂取とのこと。水で薬のように流し込める大きさ。舐めたら、、、しょっぱい!けど炎天下の体には美味しい(*´ω`)


こりゃ高血圧の人は、服用注意じゃないんかーい?って思いながら、結構マメに塩分補給した。飲んだ水分と計算を出来るだけ合わせて。そしたら結構必要なようでびっくりしたわ。
更に、ちょっと熱中症症状の頭痛が出てきたなぁと思ってこの塩を口に含んで水も飲む。しばらくすると頭痛がなくなる!っていう経験もした。
塩を舐めながらだと、水でお腹がガボガボになってもう水飲みたくないーーーって感覚にならなかった。


氷を身体に巻き付けて、いよいよ千葉県を脱出。
若草大橋を渡ります。
ん~。綺麗な青空👊
橋の終わり、料金箱に20円入れて通過。


竜ヶ崎を抜けて、牛久大仏どーーーん!129㎞地点。


私の旅の目的の一つはこの先にあった。
以前サイクルスタンプラリーでスタンプだけ貰って寄ることが出来なかった土浦の「麺屋 秀」。ルート上にあって、「冷やし檸檬ラーメン」がメニューにあることをチェック済みだったのです^^


はい、ここまでの計画時間も順調ですし、予定通りイン!138㎞地点。時刻は12時30分。
メニューも見ずに、ありますか?と聞いてオーダー♪


入った時の恰好を見るとね、お店の方に自転車できたんですか?って聞かれるくらい、分かるわけですよ。
どこから来たのかどこへ行くのか。そんな話をしながら、実は以前のスタンプラリーで~って言ったら、あれは喜んでくれたな^^
私はこういうコミュニケーションが発生するのが好き。
人の繋がりに、ありがとうって思う。
冷房の効いた涼しいお店に入ってそんな会話をしながら座ってると感じる、頭痛。ん~、さっきまで感じなかったけど、結構身体にダメージ来てるね。


そして、どーーーーん!!!
冷たい、というより、ぬるい、かな。
鶏ベースのスープに檸檬の酸味が入っていて、一口飲むと、ふぉおお、生き返る。
自転車で来店サービス!?とかで味玉付けてくれました! めっちゃ嬉しくて。歓喜の声が出てしまった。
炙りチャーシューも美味しくて、今度チャーシュー堪能できるメニュー味わいに行きたいな。
食べ終わってリスタート準備して、所要時間35分位。貯金2時間ちょっと。138㎞地点。


食べ終わるころには頭痛もなく、さっぱりすっきりした体調。外に出て暑さにぐえぇ~~ってなったり、自転車熱いよ!!って思ったりしながらも、そこそこの元気でリスタート。

次のPC3は10㎞程先。 暑い暑いと思っていたら、このルート上の農協の温度計は34℃の表示…。


148㎞ PC3ファミリーマートつくば桜金田 時刻13:35着。貯金2:17。
ここでは2Lの水が売り切れていた…。
500mlほどの水を2本買い、氷400g買ってまた背中と首を冷やすようにセット。してすぐにリスタート。


けど、この先が過酷だった。
とにかく暑い。


ルートはこの先筑波山不動峠を目指す。
本当に日陰のない道を突っ切って。


不動入口に着いた頃には氷は溶け切っていた。普段はここからの登坂は嫌なんだけど、日陰に入りたい一心でこの山に入るのを待っていた。

そして突入。普段の倍ぐらい時間をかけて。途中で風のよく通るところで停まって、風を感じて休憩したりもしながら不動峠クリア。てっぺんの写真は割愛して(よく来るから・・・)すぐに裏不動へダウンヒル開始。
けど、頭痛いわ、集中力保たないわで、途中で脇に避難休憩。塩をパクリ。本当によく通ってるこの道。途中で停まるとか、自分がビックリ。


不動峠抜けてフラワーラインに入ってまもなくあるセイコーマート
キューシートに「補給ポイント」って書いてあったけど、確かにそこでは沢山の村人が休憩していた!
私も当然のように吸い込まれる。


ここでも水2Lは売切れだった。
今見て思うけど、ここで海苔付きのおにぎり食べられたんだから、まぁまだそこそこ元気だったんだろうね。時刻は15:30頃。
長休憩して身体を冷やす。


ここまで氷inストッキングで来たけど、これで良いんじゃ?と思って、凍った麦茶ペットボトルを購入して背中ポケットに刺して進むことにした。


アップダウン激しいフラワーラインを抜けて、道祖神峠は、秘儀 斜行や押し歩きを発動。斜度キツすぎだからw


登るの苦しかったからてっぺんの写真を撮った。
日陰はだいぶ長くなってる。


道祖神峠下って笠間に出ると、幅の広い交通量のそこそこ多い通りに出た。
そして茨城県と栃木県の県境「仏の山峠」を登って超える。


この峠を越えると次のPCまで下り。


148㎞地点 PC4 セブンイレブン茂木バイパス 18:30着。貯金2:18。


不動峠道祖神峠、仏の山峠と超えて辿り着いたPC4。
このPC間、貯金「維持」。
正直、暑さも登りも厳しい区間で、想定以上に時間が掛かった。
夜ご飯には少し早いけど…。ソーセージエッグマフィンを食べ、ザバスプロテイン大を補給。まだ胃腸は元気。
予定では道の駅もてぎに寄って何か食べるはずが、想定よりも遅くなってしまって…キャンセル(´;ω;`)
しかし日が陰って随分涼しくなった。
残る登りはツインリンク茂木の坂、くらいかな?


そしてこのPCでいよいよGarmin Edgeの充電残がヤバいのでUSBケーブル購入…。モバイルバッテリーは持ってきたんだけど、ケーブルをすっかり忘れてしまっていて。
宿に着けばあらかじめ送った荷物の中に入ってるんだけど、どうやら保たなそう…。


また、ここまでずっとPayPayで支払いをしてきたんだけど、氷やらケーブルやらの購入でガンガン使ってきちゃったので、少し現金チャージしようとしたところ、お札が濡れていることが判明。。。
スタート時にはZip袋にいれていたお財布、有料橋の代金出すときに袋から出したままにしちゃってた(´;ω;`)
溶けた氷の水か汗か不明だけど、まぁ…。宿で乾かそう。。。


インリンクの坂を登った先は、薄暗くなった中たまに羽虫の集団がいるような、そんな田舎道を下り基調。
御前山ダム、残念ながらかなり日が陰ってしまっていたけど、綺麗な橋を渡った。今度走ることがあったら、日没に勝てるように来て、写真STOPをしたいな。
山の中を抜け、1人淡々と水戸を目指すところ、涼しくなってきた為か、おトイレに行きたくなってきてしまっていた。頑張って水戸の坂を登った先のコンビニにピットイン。

辺りが静かで暗い区間に入ると、スマホから音楽を流すことに。ちょっとダレてきた。


そんなまだ250㎞も行かない辺りで、対向車線の自転車がチリンチリンとベルを鳴らして通り過ぎていく!?
え!? あ、スライドか!?
わーーー、お疲れ様です!、と声が出る。


って、こんな早くスライド始まるのかぁ~!?
そこから先、ドキドキしながら次のスライド待ったけど、なかなか来なかった…ってか、逆回りの出走者数少ないんだよね確かね。


気合が入って走れるようになったものの、水戸のサテライト、競輪場外車券販売所過ぎた辺りで眠気が来た。
歩道に入って停まり、ブドウ糖補給。
暗いと眠気が来るか…。歌いながら走ろう。


次のPCに着くまでの区間でVolt 800の充電がもうすぐ無くなる赤ランプが着いたので、停まってバッテリー交換。もう一灯の400は、携帯していた別の400にマルっと交換。


この辺りは先行も後続も見かけない孤独な区間だった。
心が寂しい感じだと、眠気もくるし、出力も低下しちゃうね。


290㎞地点 チェックポイント1セブンイレブン玉造上山、時刻22:30着、貯金2:50。
この先ホテルまでまだ70㎞ほどあるからと、ミニだけど冷やし中華を補給。お夜食だね(笑)
そしてここまでの眠気が嫌だったために、初めて手を出した「眠眠打破」。背中ポケットに入れてリスタート。


眠いなぁ~遠いなぁ~と思いながらのろのろと走っていると、後続二人組に抜かれた。
きた、村人!?と思って、「すみません、しばらくついていかせてもらっても良いですか!?」とお願い。
恐らく?快く受け入れてくれて3人トレインに。と思ったら更に2人、即席仲間含めてお連れ様がいらっしゃった様で、5人で次の下総のPCを目指すことに。
運命の出会い。


遅れちゃマズいと思って、ちょっとした待ち時間に持ってきた眠眠打破を服用。おそらく23時ごろ。
(実は、これが、いけなかった気がする。想像以上に効果が強く、、、、、。)


5人になってからは、メリハリのある走りで面白く、楽しい気持ちで走れた。気温は高めだけど、夜で過ごしやすい。
夜道は仲間が居るといいねぇ~。
この方々、茂木のPCでもお会いしているんだから(なんならセイコーマートでお会いしてるんだから)、まぁなんとなくペースがあう。


342㎞ チェックポイント2 セブンイレブン下総成井 時刻1:30着。貯金3:22。
5人とも成田市に宿を取っているとの事なので、更に宿近くまで一緒に行ってぇ~とお願い。
CPでは(行きたくてしょうがなかった)トイレに行き、ザバスプロテイン(大)を一気飲みしてすぐにリスタート。


359㎞ ホテル R9 The Yard 成田空港 2:30着。貯金3:30。
悩んだ末に予約したホテルは成田市の外れにあるコンテナホテル。深夜までチェックイン可能だったこと、フロントから部屋が近そうなこと、部屋の中に自転車を入れられそうなところ、がポイント。
公式HPの写真を借りてきた↓
【公式】HOTEL R9 The Yard 成田空港西 | R9ホテルズグループ


お部屋はダブル。
部屋入口に自転車を入れられて、充電やら荷物整理が捗った。
コンパクトな空間にダブルベットとマッサージチェア、机、シャワールームが揃っていて機能性抜群。

ただ残念だったのは、早朝に近くを走るトラックによる振動…。
騒音があります!という訳アリでお安くなっているお部屋を取ったんだけど、音だけならまだ良いけれど振動は……。
100分寝ようとタイマーをかけて寝ようとするも、あまり寝付けず。…眠眠打破が良くなかったか?4時間前だぞ?
うとうとしていてもトラックの振動で覚醒する。

睡眠が浅く、目覚ましも鳴る前に起き上がり、朝食用に貰ってきていた冷凍パスタを食べながら朝の支度開始。


そして予定通り、貯金ゼロとなる6時頃、リスタート。


すぐに芝山はにわ道。
おはよう、はにわ!
道端にこんなはにわがたくさん立ってる。


九十九里ビーチラインまで下って、次のチェックポイント一宮までの約30㎞、海沿いを行く。
…二日目に入ってから村人に遭遇しない。
…向かい風強い…。
片貝で更に少し海沿いに出ると、更に向かい風強い。
巡航速度も20㎞下回ってきてしまう平坦。
くっそ向かい風。そして日なた真っ向勝負!!!!!暑い!!!!!
無理!ってなって、白子辺りで歩道に上がって少し休憩。

408㎞ チェックポイント3 ローソン一宮海岸 時刻8:15着。貯金0:57。

野菜ジュース飲んで、冷凍麦茶を背中に入れて軽めの休憩でリスタート。
このCPで昨夜一緒になったメンバーの一人にお会いして、一緒にスタートするも着いていけなくてすぐにさようなら…。うう。


この先の区間、一言でいうと「予習不足」。
「読みが甘い」「舐めすぎ」。
お尻が痛い、手のひらが痛い、そして昨日からの疲労が凄く出力ヨワヨワ…。


思った以上に登って。登って。下って登って。
風は正面からくる向かい風クライム。
全くもって、予定していた速度が出ない。
睦沢町を抜けて国道297号の大多喜に出るまでに、背中の冷凍麦茶が空に。重たくて腰痛感じてたから飲み切った面もあるけど。
大多喜曲がって養老渓谷方面に進むと、どんどん登るし、もう辛い。
三石山を登る覚悟は予習であったけど、三石までこんなに登るとは…。(だから予習不足)


脇を川が流れていて、空は青くて、最高に気持ち良さそうな景観なんだけれど、とにかく暑い。


この辺りでDNFが頭を過るようになる。


この道、登ってるんだぜ…。上からも下からも暑いんだぜ…


ボトルの補充もあって、途中の自販機に立寄り休憩。
建物の隙間の日陰に入り込ませてもらってしばし休憩…。持っていたアミノバイタルゼリー補給。めっちゃホットなゼリーだった( ;∀;)
Google先生の写真を拝借。思い出深き「隙間」。
だってマジで休憩ポイントないんですもの。


その先、養老渓谷の「山の駅」に立ち寄って、トイレと缶ジュース1本飲みながら長考する大休憩。
もうここで止めようと思って、路線と時刻表を調べた。
養老渓谷駅」「上総亀山駅」、それか「安房鴨川駅」。
上総亀山駅は本数少なすぎてボツ。養老渓谷駅まではなんとなく知った道で、この山の駅からも登っていくことを知っていて、DNFするのに登るのかよと気が進まない。。。
鴨川目指すかぁ~と少し気合を入れてリスタートすることに。するも、すぐに長~い登りで、これ、、、養老渓谷行った方が良いんじゃ…って停まって、実は引き返した。
するとGarminがなんかブブーーーーって、鳴るじゃん? 間違ってるよ!って。
あー…、これ切らなきゃダメなのか。ここで切るか駅まで走って切るか?
いやぁ~、切りたくないなぁ…。


そんな葛藤をしてると、村人2人が登ってくる姿が見えたから、なんとなく元の車線に戻って木陰で待機。
なんと、良く知った仲間、かぁるさんだった。
スタートのウェーブが15分違って、茂木PCでチラッと会ったかな?位のかぁるさん。


「実はDNFしようかと思って…」って話しかけたら、「私は行けるだけ行ってみる~」って、坂登ってる途中の辛そうな呼吸下で答えてくれた。
この言葉が凄く響いて、私ももう少し頑張ろう、という気持ちがムクムクと出てきたんだな。
仲間パワー凄い。
鴨川、目指そう。
いやその前に、君津のPCだ。
はっきり言って、時間が厳しい。
ホテルで貯金ゼロにしちゃったし、ここまでの区間がグダグダだから。


そこから何となく一緒に三石山まで行けた。
ゆっくり登って、最後の方は押して歩いたり。
途中、ダウンチューブ下のボトルケージのネジが緩んでガタついていることに気付いたけど、ここで離れたくないから先延ばしに。
あとどれくらい登りあるの~?とか、話しながら登れるのは、気が紛れて良い。


三石の下りの悪路でボトルケージは限界っぽく。時間もないので仕方なくボトルを外して背中のポケットに突っ込んで、ケージはあとしばらく耐えてもらう事に。


460㎞ PC5 ミニストップ君津笹 時刻12:27着。貯金0:13。
ギリギリセーフ。
バテバテで、買い物はまず水だけでレシート取得。それから再度吟味して買い物するも、買ったのはinゼリーとクーリッシュ(アイス)のみ。 お昼時間帯で、朝ごはんの冷凍パスタ以来食べてないに等しいのに、お昼ご飯を食べる気になれない(選ぶ気になれない)。


自転車のハンドル回りの小物を少し取ってダウンチューブ下のボトルケージのネジ締め。
次々とPCインしてくる方々との歓談。昨夜の仲間とも会った。
…ってしてたら、30分前後も滞在してしまった…っ!?
これは油断した。やらかした。
そこであった方々はみんなウェーブ遅い方…。
実はリスタートしてから気づいたことで。借金20分もあったw
ご飯ロクに食べてないのに?


鴨川までの下りで随分稼げるんだろうけれど、それでもその先は強い向かい風予報の日向海岸線。時刻は13時。次のPCまで約50㎞。日没はその先。
朝方の九十九里の向かい風海岸線が思い出される。ツラい。


鴨川で少し平坦になったところでの暑さや向かい風に心はポッキリ折れてしまった。
駅がある、電車があるって、山の駅で知っちゃってたしね。まぁ少し目指してたところだったから。安房鴨川駅


だから、ここまでよく頑張って来たよ、という気持ちもあった。


鴨川でDNFするなら、お昼ご飯になにか海鮮でも食べて行けばいいじゃないのよってチラッと思ったけれど、食欲沸かず。ダメね。


ゆ~~っくり、ノロノロ輪行準備して、電車で袖ヶ浦までワープして終了。


Garmin先生曰く、このライド終了で暑熱適応25%とのこと。
低すぎと思うけど。
これまで上げてこれなかった、急に暑くなったから余計にしんどかったんだろうね。
二日目、パワー出なかったなぁ。固形物って朝のパスタだけだからなぁ。
あれは半ば無理やりにでも流し込めて良かった。


最後、Garmin先生の温度ログ。
暑すぎ!


結果は完走することが出来なかったけれど、ここまで走ったことは私の良い経験になっているはず。


新しい気づきもあった。
出会いも沢山あった。
楽しいこともあった。


また、走ろう(*´ω`)

2022BRM320 千葉200 タバッコ峠 ~梅と鮎と、出会い~

AJ千葉主催のBRMタバッコ峠200に参加してきました。
タバッコ峠とは茨城県県北にある小さな峠。霞ケ浦湖畔の歩崎(あゆみざき)公園をスタートしてタバッコ峠を含む県北の山々を走る210㎞、2,000mUPのコース。

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勾配断面図、左から順に「名もなき?林道」「タバッコ峠」「アップルライン」「(小さな)栃木県境」「(大きな)栃木県境」(次のはたぶんトンネルバグ)。


出発日前日夜に雨が降ったため路面はウェット。スタート地点の歩崎公園もぬかるんでいました。パンク注意の日です。
でも気持ちの良い快晴! f:id:nagiko_specia:20220321214342j:plain

スタート前には、だいぶお世話になってきているAJ千葉スタッフさんをはじめ、以前神奈川のブルベでお会いしたことのあるピンク女史、スケキヨでお会いしたカズさんと再会ご挨拶することが出来ました。
ご縁が広がっていくのもブルベの醍醐味と思っているので嬉しいタイム。今回は一人で参加だったから特に、知ってる方がいるとちょっと安心感が増します。

スタート地点では気温8℃。
15℃インナーに夏用長袖ジャージ(BRM100周年記念ジャージ)、冬用のウィンドブレーク付き裏起毛長袖ジャージ。15℃グローブにシューズカバーでスタート。
泥除けは悩んだ末に外しました。


参加人数は30人台。ちょっと少な目。8時のウェーブで一人でスタート。
順調に平坦部分40㎞走ってPC1着。
するとなんとブルベ仲間のいしたく氏が応援に駆けつけてくれていました!
差し入れにシュークリームと芋羊羹を頂いてしまった。
レシート用に野菜ジュースを買って、シュークリームをもぐもぐ。芋羊羹は道中の補給食として背中ポケットにIN。
気温も上がってきたため、冬ジャージを脱いで、グローブを指切りに代えてリスタート。

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またまた平坦部を35㎞程走ってPC2へ到着。

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スケキヨ600で散々お世話になったAJ千葉スタッフさんが待っていてくれました。「流石、速いね」なんて言って貰えてちょっと浮かれる私。


水戸辺りから梅の花が沢山青空の下に咲いていて、とても美しい春の風景のなかを、季節を噛み締めながら走ってきた。
…向かい風が若干吹いてたけどな。


さて時刻は11時過ぎ。
この先約70㎞山岳地帯。パンクリスク高い区間


大子の国道461号線に出てから座ってお昼ご飯にするかどうか悩ましいところだったけど、まだ山が残っている状態で大休憩して満腹になるともう走りたくなくなってしまうのではないかという危惧が少しあったため、ここで軽めにお昼を摂ることに。
あと、DNFしてからの退路も悩ましい区間に突入ですからね。早い時間に抜けたい。
チューブレスタイヤ仕様、パンク修理剤のクイックショットで塞がらないようなパンクが起こらないように祈る…。

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軽いお昼。(軽すぎなお昼…)
水分もちゃんと500ml摂りますよっと。


この先の携帯補給食は頂き物の芋ようかん。 f:id:nagiko_specia:20220321214414j:plain


今回のハンドル回りと共に撮ってみた。
レックマウント(ダブルアーム)のGarmin用マウントの上にキューシート板を置いて紐で括り付ける形を試していた。
この場所は見やすくて操作しやすくて良いので、固定方法をもう少し改善すればいい感じになるかもしれない。(ちょっと振動でガタガタとウルさいので復路ではクビにしてサドルバックに突っ込んだ)


さて、ここから先がこのタバッコ峠200の本番。
緊張もする区間だけれど、ここを走りに来た!


PCをでてすぐに広がる風景に見惚れて停まってしまいます。 f:id:nagiko_specia:20220321214400j:plain
なんかこういうね、下っていくと広がる景色って感嘆の声が漏れちゃいますね。


少し進んで脇道に入ると一気に道幅が狭くなり。梅が綺麗に咲いていたのでまた停まる。 f:id:nagiko_specia:20220321214331j:plain


少しだけ進んで今度は両脇に梅!!!
なだらかにちょっと登ってるかなぁ~?位で、長閑な景色に癒される~~。

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もう大好きですよ、こういう道を走るのは。

ちょっと先に行くと、木が両脇に生い茂る林道区間に突入。 f:id:nagiko_specia:20220321214348j:plain
エグい斜度で登っていく。暗いからライト点灯する。尾灯はスタートからずっと点灯しっぱなし。
路面が荒れていてウェットだったりと、トルクを掛けると簡単に滑りそう~~。慎重にノロノロと登るわよ。
進行方向先にこれから登であろう道が登って行っているのが見えたので撮る。


そしてピークを過ぎて下りに入るとまたまた難易度が増した。 f:id:nagiko_specia:20220321214406j:plain
ひょ~~~、滑りません様にパンクしません様に~~~。
後続の可能性考えて慎重に見えやすいところで停まるも、ちっとも来ませんがな~~。


そんな山間部を抜けると、高部宿と呼ばれるかつての宿場町の趣が残る街並みに突入。
ルート予習の時に気になってチェックしていたところ。

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一人だし、停まりたい放題ね^^


高部宿を抜けると、いよいよブルベタイトルにあるタバッコ峠へ。
なんかずっと向かい風なんですけど…。綺麗に舗装されてセンターラインもきっちりある道を、向かい風感じながらエッチラオッチラ登りましたわ。風のせいで斜度+1%くらいには感じましたわよ…
事前に調べてた感じだと、もう少し山の中走る区間かと思っていたけれどー。
工事中っぽい雰囲気もあったし、新しくなったばかりだったのだろうか。


ピーク写真。ここが「タバッコ峠」。 f:id:nagiko_specia:20220321214339j:plain


脇から合流してきている道。こっちもいつか走ってみたいわ。 f:id:nagiko_specia:20220321214409j:plain


このタバッコ峠を下ってすぐのアップルライン入口に曲がる。
看板がリンゴの絵で可愛かったけど、その脇には10%↗標識が立っていた…。
そこから何度となく現れるご丁寧な10%標識。
直登もあった…。
それを登り切ったと思ったら更に10%標識が見えるとともに先の見えないカーブ。 f:id:nagiko_specia:20220321214403j:plain
くっそーーーってなって写真撮ったけど、実はスクショになってた件w
この絶望感、伝わると良い…
たぶん登り的にはこのコース、このアップルラインが一番きつかった。可愛い名前しているくせに全く可愛くない。おまけにリンゴ畑?的なものは見当たらなかった。クソ。


それでも下りはスピード出せたし、気持ちよく大子のR461を左折。
したらやっぱり向かい風で。なんでやねん~~ん!?
いや、予報でもここが一番の向かい風ゾーンではあったんだけれど。もうずっと向かい風のような気がしていて、ですね。


もう馬鹿なんじゃないの!?って思うほどの向かい風にあおられてはためく幟。 f:id:nagiko_specia:20220321214310j:plain


途中にあったコンビニも何故かというかやっぱりというか営業していないし、疲労蓄積してるのに休むポイントが見つからないまま栃木県への県境。

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ちょっとだけお邪魔しますね、栃木県さん。


R461を「大内」交差点で大内川沿いに曲がると広がる里山の風景。
この先にはまた登りが待っていると予習した頭が告げている。
少し休みたいと思ってちょこっとだけ脇道に入ってこの景色を眺めながら芋ようかんタイムとした。 f:id:nagiko_specia:20220321214334j:plain


釣り人が疎らにいる。
何が釣れるのかなぁ。なんて思いながら、芋ようかんモグモクしてアミノバイタルBCAA補給の休憩。
…疲れたわ。
その釣り人おっちゃん、座り込んでる私に「どこから来たのー?」って声かけてくれた。


さて、発つ前に記念撮影、ってやってた頃に
ようやく村人登場。
お昼を取っていたカズさん。「チェックポイントですか?」と言いつつ、停まってくれる。
二人になった直後、またまた後続村人2人登場!
休んでるだけです!って言ってみたけど、やっぱり停まられて写真撮って行かれた。
ん~~、これもブルベあるあるかな。私も写真撮ってる人を見かけたら停まりたくなる~(‘ω‘ )


でもそれぞれのタイミングで出発して、私は休憩直後の重たい脚をなんとか回して最後の県境を登り切る。この区間は追い風を少し感じられて良かった…。

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ピークで休憩されていたから追いついた二人組さんと少し会話しながら写真。
ここからはもう下って下ってPC3だ!


PC3 でもこの二人組さん、少し声かけてくれまして。カズさんに「お知り合い?」って聞かれたけど、うん、あの橋のところで出会ったお知り合いです。
こういう仲間感が、実は好きなんですよ~。


PC3まで到着すればあとは平坦を70㎞程帰るだけ。
時間的にも読みやすくなったから、道の駅かつらに寄って鮎の塩焼きを食べることにします。 f:id:nagiko_specia:20220321214353j:plain
ライドで疲れた身体に染み渡る塩焼き。
頭と尻尾を残すのみでハラワタも背骨も全部食べちゃう♪


ここはバイクラックも視界に入るし、売店の目の前の野外テーブル&椅子で食べられるし、お店の裏手には飲料自販機あるし、とても寄り道しやすい環境でした。あとは15時台後半という時間帯で人出が少なくなっていたのも良い影響。


あまりに美味しいので、雌(子持ち)鮎もお代わりしちゃいましたョ(笑)。 f:id:nagiko_specia:20220321214318j:plain
売店のおばちゃんと会話しながら。
「おいしいでしょ」「綺麗に食べるね」「そう、オスのハラワタがおいしいんだよ!」って。

鮎食べてたら知らないおっちゃんにも「どこから来たの~?」ってまた声をかけられた。
日没前に帰れるの?って心配もされちゃった(笑)
残念ながら日没には、間に合わない。


リスタートしてのんびりゴールを目指します。


PC4の手前10㎞程のところでピンク女史含む2人組に抜かれた。「アッ、凪子さーーん!」って気づいて頂けて、若干速度が緩んだみたいなので、ひょいと列車に乗らせていただく。
なかなか停まらないルートなんだけどそれでも停まった時に「すみません、乗らせて頂きました!」とご挨拶。
そこから先PC4までどころかゴールまで、3人で走らせていただけて、暗い夜道を楽しく走れました。ほんとありがたい。ここにも出会いが。


PC4では「おめで鯛焼き」のお好み鯛焼きで補給。紅ショウガが効いてて美味しい!

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再び冬ジャケットと15℃グローブを装着して夜モードに変身。
鯛焼きからの40㎞はちんたら淡々と走って、ゴールのファミマへ。
210㎞あるルート。10㎞長いと結構長いね(苦笑)

気温も低くなってたから暖かい珈琲でお疲れ様乾杯。 f:id:nagiko_specia:20220321214326j:plain
お二人さん、お邪魔致しました。


ふうちゃん、あなたもパンクもせずに良く頑張ってくれた。ありがとう。 f:id:nagiko_specia:20220321214323j:plain
約一年乗ってきて、最近グッと相棒度が増した気がするわ😉

2022BRM1120 鎌倉300 ~月夜と夜明けと漁港ランチ~

2022年の認定となるブルベ1本目、鎌倉300を走ってきました。

鎌倉300は去年の11月末にも走ったコース。その時は深夜0時スタートでしたが、今年は20時スタートで設定されていました。

走ったログがこちら。 f:id:nagiko_specia:20211124084921j:plain

鎌倉をスタートして海岸線をずっと走って南伊豆の下賀茂温泉まで行き、折り返して帰ってくる、約300㎞、3,000mUP。
往路はずっと暗く、でも満月だったのかな、大きな月が照らす道を進み、復路河津を過ぎた辺りでようやく夜が明けてきた、工程の2/3ほどが「暗い」ブルベでした。

順を追って思い出振り返っていきます。


出発当日、少し早めにお昼ご飯を食べてから2時間ほどの仮眠。
仮眠後また少し食べて、準備して電車で鎌倉へ向かう。
スタートの55分前に鎌倉駅着。
…少し遅かったですね。
皆さん、もう準備万端!なご様子。
沢山お声掛けして頂くも、暗くて良く分からなかったり、気持ちが焦ってるからゆっくり会話ができない。
急いで輪行解除してコンビニいってボトルの麦茶とおにぎり一つ購入したらもうブリーフィングが始まってしまい、先発隊はすぐに出発だとか!
幸い後発となったのでセーフ感あったけど、バタバタだった。


バタバタだったけど、鎌倉駅スタート写真。 f:id:nagiko_specia:20211124084935j:plain

少し装備の記録を。

上半身とグローブは、ライド中も適宜使い分けていました。使わないものはサドルバックにin。


インナー: ドライメッシュ系タンクトップ(モンベルジオラインL.W.) + 15℃対応長袖(パールイズミ

上 : 夏用長袖(オンヨネBRM100周年記念ジャージ)
上 : 防寒用 防風長袖ジャケット(パンダーニ)
上 : ウィンドブレーカー 

下 : パールイズミ 10℃対応3Dメガ

手 : 指切りグローブ(イントロの9分丈指切り)
手 : 冬用防風グローブ(モンベル) + インナーグローブ(モンベルジオラインL.W.)

走行時の気温グラフ(Garmin計測) f:id:nagiko_specia:20211125141713p:plain
最高気温21℃(復路熱海付近)、最低気温9℃(折返し地点付近)といったところでしょうか。


さて、バタバタのスタート。
長袖ジャケットでスタートするもすぐに暑くなってしまい、江ノ島の夜景を見ながら早速着替え。夏用長袖にチェンジ。グローブは指切りでスタート。


約50㎞地点小田原江之浦のPC1は22時ごろの到着。
昨年の反省から何か補給しなくてはと思うものの、何を見ても食指が動かない。
スタート前におにぎりを詰め込んだのも原因か。あれは急いで食べなくてはなのに喉を通っていかなかった、やや苦い記憶に。
困ったときのヴィダーinゼリー(エネルギー)を購入し、エネルギー補給。

こんなのでこの先のアップダウンを乗り越えられるのか…。

伊豆の海岸沿いはとにかく坂で。常に登っているか下っている。
どうせまた登らせるなら下らせるなよ~!って思考が沸いた。
と同時に、どうせ戻ってくるなら先に進むなよ…って思考がチラッと…。
50-100㎞区間は真っ暗なのもあってか、気持ちが滅入っていってた。

100㎞地点伊豆高原のPC2まであと5㎞程か、、?という城ヶ崎海岸辺りがとにかくキツかった。ちょっとした登りでも足を着きたくなる。

なのに。
のろのろと進んでやっと辿り着いたPC2でまたもや食指が動かない!!!!!
何も食べたくない深夜1時。。。

藻掻いて何とか購入に至ったのがこちら。
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りんごのドライフルーツ(ローソン公式より写真拝借)
100kcal…。
食べなきゃと思うのに食べたくない。
私ヤバいかも…っ!っと漏れる。
またヴィダーinゼリーを摂って、アミノバイタルProでアミノ酸もドーピング。

ウィンドブレーカーを羽織り、グローブを冬用に代えてリスタート。


それでもストレッチ含めた休憩で結構回復。
休憩後の漕ぎだしは軽い。最初、だけは。


今年の稲取の景色。深夜2時。
結構明かりがあるね。 f:id:nagiko_specia:20211124084916j:plain


河津を抜けて、尾ヶ崎ウィングに向かう頃、1人目の参加者とスライドした。
往復ブルベだから折り返してきた方とすれ違うのです。
スライドが始まると楽しく、お疲れ様です!と声を掛けながらすれ違う。
けど同時に、もう!?っていう思いも。。。


折返し地点は、150㎞地点南伊豆の下賀茂。
ここもラスト数キロが大変だった。
到着は午前4時。
今度こそは、食べなきゃ。少し早い朝ごはんだ。
少しだけ食欲もある気がする。暖かいものが食べたい。
体が冷えないうちにウィンドブレーカーを長袖ジャケットに変更してからお買い物。
なめこのお味噌汁に鮭お握りをドボンして、スプーンで食べた。
またアミノバイタルProを摂取して復路へGo!



伊豆急行の終点、下田駅にお立ち寄り。 f:id:nagiko_specia:20211124084929j:plain
電車が通っているから、東伊豆のブルベは参加しやすいと思う私。もしもの時の退路の確保は重要。

ここでVolt800の電池が赤ランプだったので充電池交換。


その後少し眠気を感じたために、自販機の明りを借りられるところでストップ。
トップチューブバックに入れてある飴ちゃんを口に入れて眠気覚まし。
糖分摂取が良いのか、行動を漕ぎ続けるからちょっとでも変えるのが良いのかわからないけど、効果ある。最近の私の眠気覚まし。



帰りの尾ヶ崎ウィングでは綺麗な朝日を拝めるかと思っていたけれど、日の出はまだっぽい残念。で通過。

河津の駅付近でほのかに辺りが明るくなってきた。
こうなるとテンション上がってくる私。
お尻とか腰とかいろいろ痛かったけど、楽しくなってくる。
180㎞地点辺りかな。工程の2/3程闇の中を走ってようやくここから明るい伊豆半島


なかなか長くてキツイ坂を登りきったところで伊豆オレンヂセンター。
朝日を拝む。 f:id:nagiko_specia:20211124084913j:plain
センターはまだまだ営業開始前だけど、朝が来たー!
ちょっと雲が多いけど、朝が来たーーーーー!


朝日っ f:id:nagiko_specia:20211124084951j:plain

ようやっと伊豆半島らしい写真。 f:id:nagiko_specia:20211124084924j:plain


帰りの稲取
すっかり夜が明けてる風景。 f:id:nagiko_specia:20211124084927j:plain


行きにも寄った伊豆高原のコンビニが200㎞地点PC4。
朝7時半。
やっと、やっと、買い物が普通の私のブルベっぽくなってきたかな(小ラーメンだけど)。
のど飴も買って良かった。
登りが多くて口呼吸が激しいせいか、喉の渇きや痛みがあったのも、飴でケア。

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しかしここまでの道、向かい風キツかったなぁと思ってWindy見てみると、まぁバッチリ北風でしたよね。 f:id:nagiko_specia:20211124084946p:plain


もう朝になりきったため、長袖ジャケットを脱いで夏用長袖にウィンブレ、グローブを指切りに代えた。


伊東で干物屋さんがバーベキューのようにお外で朝食をやっていた。気になったけどスルー。
宇佐美のふしみ食堂、寄り道所としてどうかなぁって思ってたけど既に待ち客が居た。
いやいや、気持ちは既に小田原早川漁港に決めている。

食べる事ばかり考えて走ってた(笑)。


熱海の「お宮の松」と、「貫一お宮の像」。
小説「金色夜叉」に登場した場所なのね。 f:id:nagiko_specia:20211124084954j:plain
もう割と構図とかあまり考えていられない思考回路でとりあえず写真撮る。


250㎞地点、PC5真鶴駅f:id:nagiko_specia:20211124084941j:plain
真鶴までの最後の登りを終えて。到着。
疲れてヘロヘロで、まずベンチに座り込む体たらく。
ウィンドブレーカーを脱ぎ、夏用長袖に。暑くなってきた。
買ったものは、オレンヂセンターで飲めなかったオレンジジュース。トロピカーナだけどw


真鶴から先は渋滞の記憶…。日曜日の午前中からこんなに交通量があるのね。
PC5真鶴で約2時間の貯金があったので、候補にしていた小田原早川漁港に寄ってランチにすることにした。


早川漁港で下調べしていた半生アジフライのお店は11時開店で11時5分到着なのに満席!とのことで、諦め。ブルベじゃないときに並びたい。

急遽その場で見つけた「ぎょギョ魚の三太郎」さんにイン。自転車も敷地内のちょっと隠れたところに停めさせてくれてありがたや~~。

www.3tarou.jp


すごく色んなメニューがあって迷っていたら、
「本日のランチのお刺身は、カワハギの肝醤油付か、なんたらか~、かんたらか~、かんたらから1品お選びいただけます」
と案内されて、肝付カワハギだと!?!?!?っと一瞬で心惹かれて、即オーダー。
まさかここ、ブルベ中に肝付カワハギに出会えるとは。
何年振りだ?
(酒がいるだろ、酒ーーー!って思ったのはナイショ)

すぐにやってきた、カワハギ。ど~~~ん! f:id:nagiko_specia:20211124084956j:plain

小さめなちらし寿司、ど~~~ん! f:id:nagiko_specia:20211124084943j:plain



その他にも、金目の煮つけや、アジフライ、エビ頭の入ったお味噌汁。 f:id:nagiko_specia:20211124084910j:plain

まさかこんなに来るとは!?(笑)
なんかもう幸せ過ぎて、このブルベここでDNFしても良いんじゃないかと思ったレベルで、小田原漁港の味を嚙み締めた。
頼んだのはどうやら、「本日のランチセット」税込み1760円。
ご馳走様でした。


食べ終わってもやっぱりまた走りますよ、残り40㎞。
小田原を曲がって国道1号
大磯を過ぎて国道134号。江ノ島までは高速区間
江ノ島から先は、、渋滞( ;∀;)
途中の電光掲示板で事故渋滞とかみたけど、事故は見当たらず…。でも渋滞。
雨が降った痕跡があったけど、幸いにして自分が濡れることはなかった。

由比ヶ浜辺りかな、ウィンドサーフィンが凄く海に浮かんでいた。この辺りの自転車は脇にキャリア付けてサーフボードを横にくっ付けて走るんですな。凄い。
これが湘南、かぁ~。


ゴールの逗子に向かって登ってトンネル超えて、逗子駅マクドナルドに到着。 f:id:nagiko_specia:20211124084938j:plain

(隣の立ち飲み屋に吸い込まれそうだったのもナイショ。)


つい3時間ほど前にたらふく食べたというのに、チーズバーガーと、ずっと飲みたかったコーヒーを購入。 f:id:nagiko_specia:20211124084932j:plain


前半の食欲不振は胃腸を壊していたわけではなかったのですな、全く。
消化器官も夜はおやすみモードになる。新しく自分を知った。これまでも夜間の食欲不振はあったけど疲労からかと思っていたんだな。


スタッフの方にゴール受付をしていただき、ルート上の話などをする時間も嬉しいもの。
ゴールを待っていて頂き、迎え入れてもらえる。ありがたい限りです。この時間のためにゴールにたどり着きたくなる、そんな私の300㎞の冒険でした。