晴天、絶景の乗鞍岳ヒルクライム
2019年8月18日。自転車乗りだした頃から憧れの、自転車で登れる日本最高所、標高2702mの乗鞍畳平に、ついに登ってきたヾ(≧∇≦*)〃
乗鞍、遠方の地。標高高い山は天気が難しい。
折角行くならばと予定を3日間明け、宿も取らずにフレキシブルにその中で天気の良い日に実行することとしていた。それが大当たりで、最高の青空に恵まれた♪
ここしばらくの運を使い果たした気がする。
カメラがスマホなのがちょっと残念だけれど、写真多めで行きます(ノ≧▽≦)ノ~~~~
岐阜側の乗鞍スカイライン、平湯峠ゲートオープンが3:30。ゲート前に駐車場があるとの情報を頂いたので岐阜側から登ることにした。
スタートは4時30頃。
駐車場での走りだし準備中はオリオン座が綺麗に見えていたが、走り出す頃には東の空がほんのり明るくなっていた。
月明かりと、まだ顔を見せていない朝日の明るさの中、クライムスタート。
ご来光までに森を抜けられない気がするから、少し開けたところで写真。
なんかやたらキツイと思いながら小一時間かけて辿り着いた、ん?平湯峠???
辿り着くところは夫婦松だと思っていたんだけれど…。
どうやらここが乗鞍スカイラインのゲート。確かに駐車場もある。
この時、予定していたところとデポ地が異なっていたことに気付く。約350m無駄に登ってしまった!!!
ゲート管理の方が出てきて下さって、こっち側に下って来るのか聞かれた他、暑くなる、補給ポイントはない、左側走行、熊が出る、等の注意点を聞かせてくれた。
さて、本物のゲートをくぐったのは5時30頃。
ここまでも貸切状態だったけど、ココからも貸切乗鞍スカイラインスタート(ノ≧▽≦)ノ~~~~
既に標高高く、1684m!
外来種子持ち込み防止の洗浄装置。
標高1800m程で、気温と振り下りてくる冷気にヒルクラの熱量が勝てなくなってウィンドブレーカー着用。基本は夏装備。(この先割とすぐに脱ぐが…。)この辺り確か気温12℃台。
日が昇ってきて、走行面が陽向になると温かい。
正面に見える青空!
崖側に広がるは幻想的な雲海!
最高の気持ちで夫婦松展望駐車場、標高1950mに到着。
テンション上がりまくり。
ここにはトイレがあります。写真にはトイレに駆け込みたいお腹事情の旦那氏。
途中の展望台。
展望台過ぎてから、やっと太陽がこの位置に。
標高高くなってくると現われるこの白い木(白樺?)、好き。
180°コーナーに萌えまくり(*´д`*)アハァ
早朝クライムは良い所だらけだけど、ちょっと悪い所は太陽が低いから日陰が多い点か。
でも伸び行く道のカーブの先の景色を想像し、わくわくが止まらない。
旦那氏「酸素が薄い…」
この辺りからもう絶景過ぎて語彙力喪失。
溜め息と、「凄い、ヤバい」しか出てこない。
ふぉおおおお、天空か!
あまりにもナイスポイントなので写真撮ってもらった(*^∀^)
「見よ、この絶景を!!!」
この辺りからチラホラとローディーに出会うようになってきた。
というか、めっちゃゆっくり進行だから後から出発した方々に追いつかれた(笑)
写真を撮っていたら、崖の方の道路脇に雷鳥が止まってくれた。
乗鞍の大事なポイント、雷鳥。
この後飛んでいる雷鳥も認識できた。ラッキーか。
そして、絶景過ぎて前に進めない区間に突入。
登ってきた道が眼下に見えるだけでテンション上がるのに、このながーく見えるうね~っとした道。加えてこの緑と青空!
ヤバい!
この乗鞍ライド、一番のお気に入り写真はこれかな。
自転車乗ってここまで来れたことに感謝。
旦那氏「ゴールはどこだぁ~!?」
私「どこでもええやん~、そのうち嫌でも着いちゃうよぉ」
確かにゴールが分からない(笑)
尾根っぽい所に出てきた。
斜度も緩く、広がる絶景に脳みそパーーーンヾ(≧∇≦*)〃
最高か!!!
この尾根区間で自生する高山植物も見れた。これはイワギキョウかな?
ピンクのコマクサはもう終わり気味。白いのはイワツメクサかな。
先に進むのが勿体ないと思いながらも進んで、スカイラインのゴール地、畳平に到着。標高2702m! 気温16℃と涼しい。
木の板が敷かれた遊歩道でこの高原を歩くのも気持ちよさそう。
畳平でおやき食べたり写真撮ったりと、たっぷり休憩してもまだ10時前。
予定通り松本側に伸びる乗鞍エコーラインを少し体験することに。
鶴ヶ池。奥に広がる赤い屋根のバスターミナル。
岐阜-長野の県境を超えると、眼下にうね~っと広がる乗鞍エコーライン。
目指すはその先、赤い屋根の位ヶ原山荘! 2350m、畳平からマイナス350m。
下りはあっという間!
沢山のローディー達とすれ違い、これまでの人口密度と大分違うことを感じた。
到着した山荘前でも沢山の方が休憩していた。
ここまで登ってきた方は山荘前の湧水を被って身体冷却したりしていたが、私たちはウィンブレ着てダウンヒルしてきたところ。とてもそんな気分にはなれない^^;
ボトルに汲んでいた方も居て、どうやら飲めるようなお話をされていた。
ここまで下ってきたのは、エコーライン側の森林限界突破ゾーンを味わいたかったのと、あともう一つ、自転車漫画「ろんぐらいだぁす!」聖地巡礼ヾ(≧∇≦*)〃
8巻の表紙になっていたこの山荘を訪れたかったのと、亜美ちゃんたちが食べていたお汁粉を食べたかったのと!
焼き餅が香ばしく、温かく甘いお汁粉が下ってきた身体にはホッと染み渡った(*´д`*)アハァ
さて、下ってきたからには登り返します!
登りながら、景色を堪能するターンヾ(≧∇≦*)〃
ここ2350m、国道最高地点渋峠2172mより高いはずなんだけど、森林限界という感じではまだない。木がそこそこ高い。
でも日陰はなく、直射日光。この日初めて「暑い」と感じる。時間は11時頃。
この時間帯のエコーラインは、誰も移らない写真を撮ることが不可能に近いほどのローディーが走っていた。凄いロード人口密度(( ゚◇゚)
山荘から下にも性癖に刺さるつづら折りが伸びていた。
緑の中の九十九折、わくわくが止まらない。
だいぶ緑が少なくなると、残雪が見えるように!
微妙な位置のカーブミラー達。背が低い。風対策かな?
でも助かります。
エコーラインにはバス停が! でもここで降りてどうするんだろ…
エコーライン側、森林限界突破してからの岩肌が多いかな?
スカイラインに比べて少し男性的な気がする。
写真中央のが乗鞍大雪渓。スキーしている方の楽しそうな声がエコーラインまで届いてた。
ゴール畳平が近づくと、赤茶色い岩肌が。
そしてやっと帰ってきた県境ヾ(≧∇≦*)〃
12時頃だけど、ん?雲行きが怪しくなってる?
本日二度目の畳平も雲に覆われてきていた。
写真撮りながらダウンヒルかなと思っていたけれど、尾根区間もこの通りすっかり曇り空、ガスも上がってきていた。
山の天気は変わりやすいし、お昼ごろになるとやっぱりガスっぽくなってくる。
高い山ほど、早い時間の登頂が重要だと感じる。
スカイライン、登ってくる方と沢山すれ違った。
私たちが登っているときにほぼ貸切状態だったのは、時間が速かったからか。
ダウンヒルするローディーも多く、一時はバスの後ろに15名ほどの自転車が詰まって渋滞していた。凄い光景(( ゚◇゚)
昼過ぎの夫婦松展望台には、たくさんのトンボが飛んでいた。
平湯峠ゲートの管理人さんと少しお話をして、我々のデポ地まで下る。
こんなところ登ってきたのかよと思う長く斜度のキツい「平湯峠東」。本日一番しんどい区間認。4.1㎞、8%ですと(ノД`)アウッ
早朝というか深夜の私は、これを「乗鞍スカイライン」のゲートと勘違いしたのです…。(だって「ゲート」やん…)
平湯峠ゲートまでワープしたかった。
予習不足って怖い(ノД`)アウッ
ゆっくり行った乗鞍観光ライド、14時にデポ地に帰着。9.5時間の旅!
車に自転車積み込んだ後は、近くにある奥飛騨温泉郷平湯温泉の日帰り入浴施設「ひらゆの森」にイン。この立派な施設で500円は凄いバリュー。
ゆっくり浸かって、お蕎麦食べて、休憩所で少し休憩して、そしてゆっくり帰路についた。
自転車乗りが乗鞍っていうとほぼ長野側の乗鞍エコーラインになるようだけど、岐阜側乗鞍スカイラインの早朝スタートを推したいヾ(≧∇≦*)〃
そして位ヶ原山荘までスカイラインを下って登り返す。乗鞍を味わった感たっぷりよ~!
ゲートオープン時間の違いは大きいと思う。
スカイライン入口は松本側からも有料の安房トンネルを通って行けます。
Twitterでオススメアドバイスしてくれた方々、ありがとうございます!
~~~番外編~~~
途中、頭を抱える旦那氏。
途中、途方に暮れる旦那氏。
なのに位ヶ原山荘まで降ろされて…。
お付き合い、ありがとうございましたっ!!!